2021年9月29日 (仮訳)中国において水中に沈んだタケに生じた新種 Chandrasiri, SKU. et al., 2021. Veronaea aquatica sp. nov. (Herpotrichiellaceae, Chaetothyriales, Eurotiomycetes) from submerged bamboo in China. Biodiversity Data Journal. Available at: https://bdj.pensoft.net/article/64505/download/pdf/ [Accessed September 29, 2021] 【R3-08824】2021/9/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国江西省の森林の小川において沈んだタケの稈に生じた菌を検討し、Veronaea aquaticaとして新種記載した。 本種は分生子が円筒形~洋梨形または類棍棒形で隔壁数が0-1(-2)であることなどで特徴づけられた。 本種と近縁種を含む形質比較表および分子系統樹などを掲載した。 中国江西省廬山 (新種) Veronaea aquatica Chandrasiri, J.E. Huang & D.M. Hu 語源…水生の 【よく似た種との区別】 Veronaea compacta 分生子形成細胞が時に節間生 分生子形成細胞の脱離痕が扁平 分生子の隔壁数が0-1(-2) nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり淡水域に生息するという特徴を欠く 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子柄が緩く分枝するのではなく分枝しないか鋭角に分枝する 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が円筒形~洋梨形または類棍棒形で頂部が丸いのではなく楕円状~卵状または長楕円形~類円筒形で頂部が丸い nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Veronaea japonica 腐生菌である 分生子形成細胞が時に節間生 分生子形成細胞の脱離痕が扁平 nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり淡水域に生息するという特徴を欠く 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が緩く分枝するのではなく分枝しないか時に分枝する 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が円筒形~洋梨形または類棍棒形で頂部が丸いのではなく楕円状~卵状で頂部が丸い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1(-2)ではなく(0-)1 本種ほど菌糸が暗色の褐色でない nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Veronaea botryosa 形態的に類似している nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり淡水域に生息するという特徴を欠く 本種と異なり腐生菌ではなくヒト病原菌として知られている 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が緩く分枝するのではなく分枝しない 本種より分生子形成細胞が長い 本種と異なり分生子系細胞の脱離痕が扁平ではなく扁平~僅かに顕著な小歯状 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が円筒形~洋梨形または類棍棒形で頂部が丸いのではなく楕円状または紡錘形で頂部が丸い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1(-2)ではなく1(-2) nrLSU+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される